発売日: 2025.11.28

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  1. 1.
    虚実きょじつ皮膜ひまく狭間はざま三千世さんぜんせ
    きみうつるものは真実ほんとう
    ひとのネガにあてられ伝染でんせんした
    怠惰たいだであることには無問題もうまんたい

    いつだってえと虚構きょこうっていた
    最初さいしょ無垢むくとおっていた
    いまじゃたされるものがなんなのか
    もう現世げんせじゃ無理むりあきらめてわらっていた

    もしもきみえるなら
    こえがした
    再前世さいぜんせでなくても
    いまをただ かせてさせて

    くだらないときらっていた
    ひとりできてくよ さらば
    馬鹿ばかみたいによるっていた
    ふとづいてしまう たされることのない

    だれよりも困難こんなんだって
    とどかないこえしぼって
    さけんでくれよ
    いぬらしくなっていいから

    いたってえられないんで
    性根しょうね性根しょうねくさりだして
    足元あしもとにもおよばないでないで
    おもして

    また正夢まさゆめって
    さあね さあね
    不甲斐ふがいないね
    きみ言葉ことばはキャラメルあじでした

    ふわっといきえないで
    期待きたいだけがらないで
    どうしたってつまんないね
    居場所いばしょなどもうない

    しずめたかおれていた
    みにくこころのようだった
    ばすこと あのころ不器用ぶきようだった

    もしもきみえるなら
    あやまりたいよ もうもどれやしないから
    いまをただ かせてさせて

    くだらないときらっていた
    ひとりできてくよ さらば
    馬鹿ばかみたいによるっていた
    ふと見上みあげたら うつくしい世界せかい

    いていた時間じかんちからになり
    最低さいていなくだらないあいうた
    不安定ふあんていいたいな
    それも全部ぜんぶあいしてしまえる今日きょうになる

    だからおぼえていて
    わすれたっておもして
    そのためきていて
    こえせなくたって

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