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灯を護る

発売日: 2025.10.06

灯を護る
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  1. 1.
    泣なくのはわがままなことと信しんじていた
    モノクロの裏道うらみちを走はしり抜ぬけてきた
    出会であいなんて予想よそうもせずに　この街まちで

    儚はかない定さだめと知しってるよ　どれほど強つよい祈いのりでも
    落書らくがきみたいに消けされてく　大切たいせつな想おもい出でまで

    それでも手てを伸のばす精一杯せいいっぱい　いつか僕ぼくら赦ゆるされるなら
    幸しあわせの意味いみにたどり着つきたいんだ
    密ひそかにともるこの可愛かわいい灯ひを護まもろう

    気きがつけば　指先ゆびさきも　汚よごれたままで
    錆さびついたドアノブいくつ回まわしたっけ？
    昨日きのうと同おなじ誰だれもいないと思おもってた

    正解せいかいはこれじゃないのかも　やり直なおしながら進すすもうか
    越こえられない柵さくを越こえていく　切せつなさをバネに変かえて

    君きみがいる世界せかいの続つづきに触ふれたい　もしも僕ぼくら赦ゆるされるなら
    囚とらわれの結むすび目めをほどきたいんだ
    微かすかだけれど温あたたかい灯ひを護まもろう

    鉛なまり色いろの雲くもの隙間すきまから　水色みずいろが小ちいさく見みえるから
    下した向むかずにすぐ起おき上あがる　絵空事えそらごとと笑わらわれても

    やめないよ手てを伸のばす精一杯せいいっぱい　いつか僕ぼくら赦ゆるされるなら
    幸しあわせの意味いみにたどり着つきたいんだ
    密ひそかにともるこの可愛かわいい灯ひを護まもろう

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